リューズの使い方と機械式について

リューズ(クラウン)はゼンマイを巻上げたり、時刻や日付合わせに使うつまみです。
デイト付きモデルの場合、リューズのポジションは画像のように4段階になります。

1.リューズがケースにしっかりとねじ込まれた状態です。このポジションが通常使用時です。
2.ねじ込みをゆるめてリューズがバネの力で浮き上がった状態です。このポジションでゼンマイの巻き上げが可能です。
3.浮き上がったリューズを一段引き出した状態です。このポジションで日付変更が可能です。
4.浮き上がったリューズを二段引き出した状態です。このポジションで時刻合わせが可能です。
※3と4のポジションは微妙な違いですので爪の先で軽く操作して下さい。
※デイト無しモデルの場合は 1→2→4 となります。
※80年代以前のモデルの場合は単独での日付合わせ機能が付いておりません。
 
 
ゼンマイの巻き上げ方

使い始めや時計が完全に止まっている場合は、リューズを(2)の状態にして前後に30~40回位巻いて下さい。
この動作でゼンマイが手動で巻き上がります。
※必要以上にゼンマイが巻き上がらないようになっています。
 
 
時刻の合わせ方

リューズを(4)の状態にしますと秒針が止まります。(ハック機能と言います。) このポジションでリューズをまわしますと時分針が動きます。
午前と午後を間違えて時刻合わせをしない為にも、針を進行方向にまわし、0時を通過するときに日付が変わるのを確認して、
その位置から午前午後を計算して合わせたい時刻まで針を回してください。
合わせたい時刻になりましたらリューズを押し込んで下さい。
※時刻合わせは針を進行方向に回して行って下さい。
※午前午後を間違って合わせると昼の12時に日付が変わってしまいます。
※70年代以前のモデルの場合リューズを引いても秒針は止まりません。
 
 
日付の合わせ方

リューズを(3)の状態にして日付を合わせて下さい。但し以下の時間帯に日付変更操作をすると故障の原因になる事があります。
※真夜中の0時を挟んで前後4時間、合計8時間。(20時~4時まで)
また時間帯に関わらずリューズに引っかかる感触がある場合には、無理にリューズを回さないで下さい。故障の原因になる事があります。
その場合はもう一度リューズを引き出し時間合わせ操作から行って下さい。

日付合わせ時の注意
画像の時間帯(午後8時~朝方4時)に日付合わせ操作は行わないで下さい。故障の原因になる恐れがあります。

時刻合わせ・日付合わせが完了したらリューズをケースに押し付けながら、(1)の状態になるまでしっかりと閉め込んで下さい。
リューズを閉め忘れますと時計内に水や埃が入り故障の原因になります。
また閉め込みの途中で止まってしまったり、固くなったりした場合は、かみ合わせが悪いので一度(4)まで戻して再度閉め込んで下さい。
 
 
機械式についてご紹介致します。

上の画像はデイト付きメンズモデルのCal:3135です。
機械式時計には大きく分けて手巻きと自動巻きがあります。手巻きとはゼンマイの巻き上げを手動で行うモデルです。
毎日決まった時刻にゼンマイの巻き終わりまで手動で巻き上げます。自動巻きとはローターの回転を利用して自動的にゼンマイを巻き上げるモデルです。

ローターとは上の画像の動いている部分の名称です。
時計を腕に付けた状態で日常生活を送って頂くと、腕の動きに合わせローターが360°回転します。
これによりゼンマイが自動的に巻き上がり、ゼンマイの力によって時計が動き続けます。
通常の使用状況であればゼンマイを手動で巻き上げる必要がほとんどありませんので、大変便利な機能と言えます。
※一日8時間以上の日常生活運動量が適切と言われております。
※腕の運動量が少ない場合は巻き上げ不足になる事もあります。
※ゼンマイが巻き上がった状態でもそのまま放置しておきますと、約30~40時間程度で時計は止まってしまいます。
 
 
故障では?と思う前に・・・

・腕に付けていても運動量が足りない場合には時刻が遅れたり、または時計が止まってしまったりしてしまいます。その場合は手動でゼンマイを巻き上げて下さい。
・カレンダーが昼の12時に変わる場合は時刻合わせの際に、午前と午後を間違えていますので12時間分針を進めて下さい。
・0時ジャストに日付が変わらない場合ですが故障ではありません。機械内部の歯車には少しの遊びが必要です。その為0時を挟んで5分前後の差異があります。

2010/07/6 (火) | 2.Owner's Guide | No Comments

ベゼルとインデックスの種類

ベゼルとはケースに風防を固定する為の部品ですが色々と種類があります。
こちらは一般的なモデルに採用されているベゼルです。

左からスムース(ポリッシュ)ベゼル・エンジンターンドベゼル。右3つはフルーテッドベゼルといいます。
スームベゼルは3列のオイスターブレスレットと、フルーテッドベゼルは5列のジュビリーブレスレットと組み合わせているモデルが主に流通しております。
またベゼル素材もケースと同一素材の場合であったり、そうでなかったりと、色々な組み合わせパターンがあります。
※上記以外にもたくさんの種類が存在します。

 

こちらは回転するタイプのベゼルです。左からサブマリーナー・GMTマスター・ヨットマスター・ターノグラフ・サンダーバードです。
この中でサブマリーナー系列に採用されているベゼルが、逆回転防止ベゼルで左回りにしか動かないようになっております。
その他のモデルの場合には左右両方向回転式を採用しております。
※上記以外にもたくさんの種類が存在します。

 

こちらは少し特殊なベゼルです。左からデイトナ・エクスプローラーII・デイデイト等です。
デイトナのベゼルはタキメーターといい、ストップウォッチ機能と組み合わせて使います。
エクスプローラーIIのベゼルは24時間針と組み合わせて使います。右3つのベゼルはダイヤで宝飾されたベゼルです。
※上記以外にもたくさんの種類が存在します。

 

インデックスとは文字盤上の時刻を表すマークです。左からバーインデックス。アラビア数字インデックスです。
アラビア数字インデックスには、369や246810などの、一部の数字のみだけのタイプも存在します。
※上記以外にもたくさんの種類が存在します。

 

左からローマ数字インデックス。プリントローマ数字インデックス。10Pダイヤモンドインデックスのデイトジャストタイプ。
一番右が10Pダイヤモンドインデックスのデイデイトタイプです。
※上記以外にもたくさんの種類が存在します。

 

こちらはレディースのインデックスを比較した画像です。
左からバーインデックス。アラビア数字インデックス。ローマ数字インデックスとプリントローマ数字インデックス。
一番右が10Pダイヤモンドインデックスです。
※上記以外にもたくさんの種類が存在します。

2010/07/6 (火) | 2.Owner's Guide | No Comments

ブレスレットの種類(2)

90年代半ばよりデイトナステンレスモデルに採用されているブレスレットです。

No.78390はRef:16520の90年代半ばから後半まで採用されていたブレスレットで
二重ロックタイプ、フラッシュフィット部分の造作が別体型になっております。

No.78390AはRef:16520の生産終了前2年間程度採用されていたブレスレットで
二重ロックタイプ、フラッシュフィット部分の造作が一体型になっております。

No.78490はRef:116520から採用されているブレスレットです。
クラスプ部分の微調整用穴が表からは見えない造作に変更されており
中板も厚みが増しております。またサブマリーナーのようにエクステンション式が
採用されており、これによって半コマ分の伸び縮みが容易に行えるのもポイントです。

※画像は中古品を撮影しておりますのでコマ数がバラバラです。
※上記No以外にもたくさんの種類が存在します。

こちらは新旧のデイトジャストのブレスレットを比較した画像です。

No.62523はRef:16233に採用されていたブレスレットです。
ステンレス製のクラスプを採用しており微調整が容易に行えるモデルです。
長い期間採用されてきた形状で実用性も備えた造作になっております。

No.63203CLはRef:116233に採用されているブレスレットです。
デイデイトのようにクラスプ部分までがコマのデザインで
デザイン性を意識しているようにも思える造作となっております。
サイズ微調整用の穴が廃止されておりますので微調整は出来ません。

※画像は中古品を撮影しておりますのでコマ数がバラバラです。
※上記No以外にもたくさんの種類が存在します。

こちらは新旧のデイトジャストのブレスレットコマを比較した画像です。

No.62523では中3列部分の18K形状が刳り貫いた形となっておりました。
これにより腕に付けた時の装着感は重さを感じさせない作りとなっておりましたが
長期間使用していると金属疲労でブレスレットが伸びてきてしまう事もありました。

No.63203CLでは中3列部分の18K形状が無垢タイプとなりました。
これにより腕に付けた時の重量感はこれまでの比ではありません。
逆に重過ぎると感じるお客様もいらっしゃるようです。
ただし、金属疲労にはある程度強くなっていると思われます。

※画像は中古品を撮影しておりますのでコマ数がバラバラです。
※上記No以外にもたくさんの種類が存在します。

2010/07/6 (火) | 2.Owner's Guide | No Comments

ブレスレットの種類(1)

デイトジャストに採用されているオイスターブレスレットです。
 
No.78360はシングルロックタイプの3列つや消しブレスレットで
シンプルでスポーティーな印象です。ポリッシュドベゼルとの相性は抜群です。
 
No.62510Hはいわゆる5列のジュビリーブレスレットです。
ジュビリーブレスレットは中3列がつや有りになっていて
ラグジュアリーで豪華な印象です。フルーテッドベゼルとの相性は抜群です。
 
※画像は中古品を撮影しておりますのでコマ数がバラバラです。
※上記No以外にもたくさんの種類が存在します。

 

スポーツモデルに採用されているフリップロックブレスレット(二重ロック)です。

No.93250はサブマリーナー専用のブレスレットです。
クラスプ部分にエクステンションコマを収納する為、他のモデルよりここが長めに作られています。

No.78790Aはスポーツモデル全般に採用されているブレスレットです。

No.78760はヨットマスターロレジウムに採用されているブレスレットです。

※画像は中古品を撮影しておりますのでコマ数がバラバラです。
※上記No以外にもたくさんの種類が存在します。

 
 
 

最もお問合せの多い新型サブマリーナーブレスの引き伸ばしについてご紹介致します。

まず通常の着脱と同じように二重ロックを外します。

ブレスレット内側の◎印が付いたコマに指をあてます。
横にスライドさせる感じで力を入れます。(画像でいうと→右方向)
成功するとコマのロックが外れます。

あとはそのままクラスプからエクステンション部分を引き出せばブレスレットが伸びます。
この状態でウェットスーツの上から時計を装着出来るようになります。

2010/07/6 (火) | 2.Owner's Guide | No Comments

ブレスレットの名称と簡単な調整

留め金の部分を「クラスプ」と呼びます。中板のカーブ角度で閉まり具合を調整出来ます。
最近のモデルの場合、クラスプ部分に空いている微調整の穴が表から見えなくなっていたり、
穴数が変更されていたり、中板の厚みが増していたりと、日々ブレスレット部分も改良されております。

クラスプの閉まり具合を調整するには指で軽く行います。
緩い場合には(1)の方向へ。堅い場合には(2)の方向へ。
どちらも、指で軽く、そしてゆっくりやる事が大事です。
あまり強く曲げますと中板が折れてしまう恐れがあります。

ブレスレットの長さは指一本入る程度が適当と言われておりますが、
手首にピッタリとフィットする方が好きというお客様もいらっしゃいますので、
これはやはりご使用するお客様のお好みになります。

コマ調整は慣れた方でないと難しいですが、微調整は比較的簡単に行えます。
クラスプ部分のバネ棒を外側から押し込んでブレスレットをずらします。
(1)伸ばす場合は外側へ、(2)縮める場合は内側へずらします。

ここで注意するポイントですが、必ず片側づつ作業を行う事です。
両方から同時に押し込み作業をしますと、クラスプからブレスレットが外れた場合に
反動でバネ棒が思わぬ方向へ飛んでいってしまう恐れがあるからです。

もう一つのポイントは作業に使う道具ですが、先端の尖った堅いものですと
慣れない方が行った場合に思わぬ傷を付けてしまう場合があります。
その為、比較的傷の付きにくい爪楊枝等を使用して調整する事をおすすめ致します。

2010/07/6 (火) | 2.Owner's Guide | No Comments

オイスター各部の名称

ロレックスが腕時計業界に革命を起こしたと言われている三大要素が
・オイスターケース・パーペチュアル機構・デイトジャスト機構です。

OYSTER・・・・・・・カキの殻のように金属の塊を刳り貫いた頑丈なケース。防水性が高いのもこのケース形状があってこそです。
PERPETUAL・・・腕の運動を利用したゼンマイの自動巻上げ機構。一日約8時間の運動量で、その後約30時間前後動き続けます。
DATEJUST・・・・瞬時に日付が切り替わる機構

これらの要素で腕時計に「実用性」が加わり広く浸透して行きました。

またロレックス社はいち早く精度にも気を配り、スイスの公的機関、スイスクロノメーター検定協会(COSC)でテストを行っております。
テスト項目は5つの姿勢差(ポジション)と3つの温度差で、15昼夜にわたりムーブメントの精度が検査され、
このテストに合格したものが文字盤にクロノメーターと記載され出荷されております。
※新品の出荷調整基準値はモデルにより異なりますが日差で約10~15秒以内です。
実際にクロノメーター搭載の時計は、スイス国内で生産される約3000万本のうち、僅か3%程度と言われており、
ロレックスの時計はほとんどがクロノメーター認定です。

その他、知っておくと便利な名称をご紹介します。

クリスタル・・・・・・・・風防の事。現在はサファイアガラスという硬質な素材が使われている。80年代以前はプラスチック素材の風防が採用されていた。
ケース・・・・・・・・・・・・時計本体部分。ステンレスからゴールドまで色々な素材がある。ブレスレットを取り付ける為の腕の部分は「ラグ」という。
ベゼル・・・・・・・・・・・ケース外周にある風防を固定する為のリング。ケースと同じく色々な素材や模様がありモデルによっては回転する機構もある。
フラッシュフィット・・・ブレスレットの付け根部分。最近は一体型構造になっている。
クラウン・・・・・・・・・・・リューズ。ゼンマイを巻き上げたり、時刻や日付合わせに使うつまみ。
チューブ・・・・・・・・・・・リューズを受ける側の部分。ロレックスはネジ込み式リューズの為防水性能が高い。

2010/07/6 (火) | 2.Owner's Guide | No Comments